【風俗広告はこう読め2】
風俗広告では何を指しているのか曖昧な言葉が多用されます。特に裏風俗。堂々と雑誌に載っている表風俗じゃなくて、インターネットの掲示板とイリーガルなチラシだけで客を集めているような風俗では、表だって言えないコトも、なんとか隠語で表現しなきゃいけない。
「JK」が女子高生、「JC」が女子中学生、ってのは、かなり知れ渡ってる隠語でしょうね。私はJK、JCにはまったく興味がないんですが、知り合いのロリコンに聞いてみたら、けっこう凄いことになってるみたいです。
ただ、援助交際ならまだしも、風俗としてJK、JCを扱うっていうと、これ、ものすごくリスクが高いわけですから、やってる人間はまともな人間じゃないと思った方がいいでしょうね。危ない人なのは間違いないんで、あまり関わらない方が無難でしょう。これらJK、JCを総称して「いちご」(15歳=未成年)なんて書いてあったりもします。
それから裏風俗でよく使われる用語としては「NN」。これは、「ナマ、ナカダシ」の略です。「NS」は「ノー・スキン」の略。「NH」は「ニュー・ハーフ」の略。
これらは裏風俗で使われる隠語ですが、表風俗の表現も、穿って見る必要があります。広告表現もそうですが、例えばデリヘルでスタッフとやり取りする言葉にも、ある傾向があります。
「ぽっちゃりタイプがお伺いします」という場合、たいていは単なるデブが現れます。風俗嬢の多くが「デブ」なので、あえて「ぽっちゃり」と表現される場合、場合によっては80kg越えの女の子が登場することも、例外ではありません。
それから、よく、「モデル多数」なんて広告があると思うのですが、ここでは「多数」って言葉に引っかかる必要があります。「多数」ってことは「全員」じゃないわけです。いや、例えば10人在籍がいる中で、1人でも「モデルっぽい」女の子がいれば、その店はきっと「モデル多数」と広告します。風俗広告の世界で「9割増し」なんてあたりまえです。
それから「熟女」という表現にも注意が必要です。例えば最近はやりの「熟女キャバクラ」のキャストの相場は30歳前後ですよね。27歳過ぎれば、キャバクラから熟キャバへ移るという感じです。しかし風俗であえて「熟女」という場合、だいたい50歳越えが相場です。その辺りの年齢層を好む「熟女好き」もいるんでしょうが、そういった人々だけを相手にしていては、ちょっと市場が狭い。なんで、「10代、20代はちょっとな。30代から40代初めくらいがいいな」という「普通の“熟女”好き」にも市場を広げようとするんでしょうね。