【精力成分について2】
さて、前回に引き続き、精力成分をつづけましょう。
まずエゾウコギ。
エゾウコギは、成分というか、ハーブの種類ですね。
「エゾウコギは、シベリアから中国の黒竜省にかけて自生しており、高麗人参などと同じウコギ科のハーブです。エゾウコギは日本では北海道に自生しており”エゾ”という名前もそこに由来しています。
エゾウコギは滋養強壮や疲労回復、精力強化などの効果があるとされ、その効力は朝鮮人参以上とも言われます。
エゾウコギが有名になったのは1980年のモスクワオリンピックで、ソ連がこれを選手団の強化に利用していたということで話題になりました。」
さて、ビタミン類からは、ビタミンE。これは若返りビタミンなんていうふうにも言われておりますね。
アルファルファ、ベニバナ油、トウモロコシ油、ヤシ油、ヤツメウナギ、タアサイ、ドリアン、ケール、ししゃも、たらこ、いくら、パセリ、しそ、ローズヒップ、アーモンド、鮭の筋子、アボガド、菜の花、かぼちゃ、落花生、豆乳、ピータン、数の子、モロヘイヤ、とんぶり、ふきのとう、大根の葉、ひまわりの種、黒米、シャコ、柚子、洋梨、スプラウト、発芽玄米、マカ、パーム油、米ぬか油、ひまわり油、クロレラ、他。
ま、ビタミンなんで、列挙するときりがないんですがね。
おいしそうですなあ。
書いてて、腹が減ってきました。
気になるのは、例えば、松の実。
「松の実に関して日本ではチョウセンゴヨウマツの種子が輸入されていますが、世界ではほかの松の種子も食用としています。
松の実は長さ15mm、幅10mm、厚さ7mm程度で、かたい殻の中に胚芽を包んだ内胚乳があります。
松の実には特有の樹脂臭があり、脂質が主成分で脂肪酸組成はリノール酸45%前後、オレイン酸25%前後であるが、オクタデカトリエン酸が15%前後含まれるのが特徴的です。
松の実にはビタミンE(α-トコフェロール)が多いのも特徴です。
松の実は炒って酒のつまみ、製菓・つくだ煮の材料などに利用されます。」
松系の素材は最近個人的に注目しています。
次、「プロタミン」。
プロタミンってのは、たんぱく質の一種。
「プロタミンは細胞の核の中で核酸を巻きつける糸巻きの役割を持っているたんぱく質です。
プロタミンは魚介類の精巣中から抽出されることが殆どで、サケの場合はサルミン、ニシンはクルペインと魚種によって固有名称は異なり、プロタミンは俗称となります。
プロタミンは比較的分子量の小さい塩基性たんぱく質で、魚類プロタミンですとアミノ酸組成は60%以上がアルギニンになっています。
そのためプロタミンの効能はアルギニンの効能を引き継ぐものが多く、肥満の防止、精力の増強、免疫の強化や新陳代謝を活発にするなどがあります。
その他にもプロタミンはインシュリンの分泌を活発にして血中タンパク質やグリコーゲンの低下を回復する働きがあるので、糖尿病の予防にも効果的と言われれます。」
このプロタミンが含まれるのは、ぐっと少なく、
鮭の白子、鱈の白子、うに、
なんかです。
全部、とろり、まったり、って感じの食感ですね。
大好物です。
ああ、日本酒が飲みたくなってきた。
さて、今日最後は、「リノール酸」。
含まれる食材は、
ペポカボチャ、玉蜀黍油、鶏肉、黒豆、豆腐、納豆、アーモンド、ピーナッツ、胡麻、松の実、胡桃、冬瓜、ベニバナ油、高野豆腐、等。
ふむ。大豆製品オンパレードって感じで。
因みに、リノール酸は、
「リノール酸は、人体内で合成できない必須脂肪酸の一つで、n-6系列の代表的な多価不飽和脂肪酸で血中コレステロールを下げる効果があります。
ただし、リノール酸の過剰摂取は、肥満を招くばかりでなく、悪玉のコレステロールと一緒に善玉のHDLコレステロールまで減ってしまい、逆に動脈硬化を促進し心筋梗塞や血栓などを起こしやすくしてしまいます。
リノール酸は現在の食生活では普通に過剰摂取になる傾向が強いので注意が必要です。
リノール酸の過剰摂取を防ぐために、α-リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)などの、n-3系列の脂肪酸との摂取バランスを取ることが大切です。比率は、リノール酸などのn-6系列の脂肪酸4に対し、n-3系列の脂肪酸1の割合が望ましいとされています。
リノール酸は油脂類の他、松の実、ごま、ピーナッツ、アーモンド、高野豆腐などにも100g中に10g以上含まれています。」
ってことになってます。