【ポジティブシンキング】
私はスケベです!
と、こんなサイトを運営してる男がいまさら何宣言しとんじゃい!知っとるわ!という話なんですけどね。
先日飲みの席で、スケベな人間は、人生で得してるのか損してるのか、という話題で盛り上がりました。
得してる派は訴えます。
「そりゃ、得してるでしょ。スケベな人間はつねに女の子に飢えてて、だから、女の子をゲットしたときの喜び、快感、満足感が大きい。
食べ物と同じだよね。空腹は最大の調味料っていうじゃない。
スケベな人間は、エッチへの飢餓感が強い分、女体をおいしくいただけるってことになる」
損してる派はこう言います。
「いやいや、損してるでしょ。
スケベな人がエロに費やす莫大な時間、エネルギー、金はどう考えても無駄。
その時間、エネルギー、金を建設的で有効な何かに使えれば、どれだけ生産性が上がるか考えてみたことがある?」
得してる派は反論します。
「建設的で有効なことに金、時間、エネルギー使ったって気持ち良くないでしょ。それで最終的にはどうすんのさ。
何のための建設?何のための有効?
最終的に全部とろけるような快感を感じるために蕩尽するためじゃないの?」
そして得してる派はたたみかけます。
「だいたいさぁ。自己管理して建設的で有効な人生を送るって、そんなの抽象的なお題目だよね。
24時間びっしり「建設的」で「有効」に時間使ってるわけ?
例えば、女の子とバンバンエッチしてる時の方が、仕事もエネルギッシュにやってるよ。
英雄色を好むっていうじゃん。
スケベモードでいた方が、男性ホルモン、テストステロンがドバドバ出るって聞いたことあるぜ。」
私は、傍観者としてこの話を聞いていました。
エムさんはどう思うの?、と二人がこちらをうかがいます。
「私?私はやっぱりスケベな人間は損得両方取ってると思いますよ。
たしかにスケベな人間は、女の子への思い入れが濃いですから、行為が成ったらそりゃうれしい。よろこびも大きいでしょう。でも、行為に至れなければ、その分口惜しさも大きい。喜怒哀楽の降り幅が大きい。
喜怒哀楽にふりまわされて人生を送るなんてまっぴら、というスタティックな志向のある人は、スケベ損してる派の立場になるんでしょうし、逆に、喜怒哀楽上等!泣いて笑って人生だ!という熱い人間はスケベ得してる派ということになるんじゃないでしょうか。」
そんなふうに両者を諭す賢人の役割を気取って、自分の素晴らしいバランス感覚に酔っていたところ、黙って聞いていたもうひとりが、こんなふうに切り出しました。
「ぼくはどんどんエッチしてバリバリ仕事してってライフスタイルには空しいものを感じますね。
建設的で有効な何か、って言われても、その価値観にも乗れませんけど。
ぼくは、相思相愛の相手と互いにいつくしむようなコミュニケーションがとれるなら、それでいいんです。
セックスはあくまでも、そうしたコミュニケーションのための方法でしかありません。
あなたたちふたりの議論を聞いてると、ともに、なにか空しくてさもしい男の一方的な欲望に踊らされてるようにしか感じられませんね」
なるほど。
正論です。
まあ、私なんかはやっぱり人間がゲスいんで、男の一方的な欲望に踊り続けて一生をおわるんでしょうけれどね。
ところで、前置きが長くなりました。
今回は、マインドセットがもつ力について書こうとしていたのでした。
病は気から、と言いますが、「気」の力って侮れないんですよね。
イワシの頭も信心から、ともいいますよね。
医薬品でい言えばプラシーボ効果ってことになります。
信じる者は救われるってことです。
そうだと信じれば効いちゃう、ってことです。
おれは勃つ!とポジティブシンキングに徹すれば、それで勃っちゃうということです。
そんな簡単なもんか?とつっこまれそうですが、ま、これは一種の自己催眠ですから、コツがあるんですよね。
あるゾーンに自分をチューニングするってのは、慣れればだれでもできるようになります。
精力剤を飲むってのも、じつは半ば以上、プラシーボ効果が得るための儀式的な行為だすら思っています。
達人になったら、自己コントロールで、自在に操れるのではないか。
ヨガの業者は心臓の鼓動も自在に遅くしたり早くしたりできると言います。
チンチンってのは、自律神経と意識によるコントロールの、ちょうど中間くらいで制御してるもんですから、心臓よりは容易にコントロールできるようになるかもしれません。
それもひとつのチントレ…