【精力剤の相性ということ】
ここに投稿している記事に、私はしばしば、精力剤には相性というものがあると書いてきました。
これは、健康食品に分類される精力剤に限って云っています。
医薬品に分類される精力剤には相性も何もないような気がします。
例えばバイアグラを飲めば勃起します。
まあもちろん、バイアグラは心臓が弱い人には不向きですが、私の云う「相性」というのは、そういうことではありません。
本格的な漢方薬局に行くと、熱ならこれ、鼻水ならこれ、ということではなく、その人の「体質」を鑑みて、その体質を改善する事によって自然治癒力を高め、病気を撃退するという考えのもと、個人個人に合ったものを調合してくれます。
精力剤もまさしくそういうもののはずなんですね。
ED気味といっても、ストレスでそうなってるのか、何か他の病気の影響でそうなってるのか、気の持ち方の問題なのか、環境の問題なのか、原因は様々で複雑なはずです。
例えば、私の知り合いの場合、もともと気管支が弱くて、喘息持ちです。
喘息の発作がでると、もちろんセックスどころではないのですが、発作が出ないときでも、胸の辺りがぜいぜいと苦しいと、なかなか性にまい進する構えにはなりません。
そんな彼のお気に入りの精力剤には「冬虫夏草」という成分が入っています。
冬虫夏草について、どんなものか見ておきましょう。
「冬虫夏草は、漢方薬として不老長寿、精力源として珍重されてきました。
昆虫等の体に寄生して育つキノコの仲間で、冬に土中で虫の幼虫等に寄生しその栄責分を摂取して育ちます。
夏になると発芽し棒状のキノコが地に生えてくる事から冬虫夏草と名付けられました。
世界で350種位のものが冬虫夏草として知られていますが、本当に効果のあるものは、この中のほんの一部の限られた種類だけです。
数ある冬虫夏草の中でも最も効果があるといわれているのが、コウモリガの幼虫に寄生するコルディセプス・シナンシスです。
コルディセプス・シナンシスはチベットの標高3000m以上の高山にしか生育出来ず、積雪が残る5~6月に雪をかき分け地面をはうようにし、地上に出ているわずか数ミリ~数センチのものを見つけ採取します。
冬虫夏草は清の時代に書かれた「本草従新」で初めて文献に記載されました。
採取量が非常に少ないため、皇帝の専用品とされ中国以外の国にはほとんど知らせられないままでした。
現在でもコルデセプス・シナンシスは「幻の聖草」といわれ、その希少価値から中国では海外への輸出は厳しく制限されています。
冬虫夏草にはさまざまな効果・効能があり、スタミナ不足や過労,耳鳴り,喘息,精力減退,生活習慣病,運動能力低下,アトピー性皮膚炎,糖尿病などに効果があります。抗ガン(肺ガン)効果も期待されています。
天然の冬虫夏草は安全性,有効成分の均一性で疑問が残ります。
またその価格も1kg数十万円と大変高価です。
冬虫夏草には300-400もの種類があります。その中で効果を期待するのであれば、コウモリガの冬虫夏草(コルディセプス・シネンシス)から人工培養されたサプリメントでとるのが最も効果があり、安全性が高いです。
冬虫夏草は継続してとることで肝臓の中にエネルギーが蓄えられ精力が強まります。
1ヶ月間は継続して飲んだ方が良いでしょう。」
これは、サントリーのマカ冬虫夏草配合のWebサイトからもってきた解説なので、この後サントリーマカ冬虫夏草配合のお奨めテキストに入っていくのですが、そこはただの広告なので省略します。
ともあれ、私の知り合いが、この冬虫夏草配合の精力剤と非常に「相性がいい」のは確かです。
彼が「これは効くよ~」と云って、体験の裏付けがあるから確実だとばかり買って飲んでも彼と同じ体質ではないその人は、彼ほどの効果が実感できないかもしれません。
私なんかは動物由来の成分が多分に含まれた精力剤が好みなので、冬虫夏草には触手が伸びません。
冬虫夏草以外に、例えば、「亜鉛」。
これも改めて、どんなものかを見ておきましょう。
「亜鉛と言う栄養素は、別名をセックスミネラルとも称される位、精力増強に効果的な栄養素です。
亜鉛の効果の一番の特徴は、性機能の改善に対して、素晴しい効果が期待出来ると言う事です。男性の場合、前立腺や睾丸などの器官に亜鉛が集中しています。
特に、EDや性欲減退が多くなる、30代~中年期にかけては、前立腺の状態が、男性機能に対して深く影響します。
そのため、亜鉛は特に、男性の性機能に深く関係していると、言われています。
更に亜鉛は、精子の生産に深く関わる栄養素で、精液中には、高濃度の亜鉛が含まれていることがわかっています。
亜鉛は、精子の量を増やす働きを持ちます。精子が少なくなると、精力減退につながり、最終的には勃起力低下などに繋がりますが、同時に精子の量は、不妊症にも関係します
現在、男性の不妊が多い原因の一つに、精子の減少が上げられています。また、亜鉛は前立腺の動きを活発にして、生殖器官の老化を防止します。前立腺は、精力増強に強い影響力を持ちます。
この様に、亜鉛効果の特徴は、トータル的に性機能全般に効果を、発揮する事です。性機能の改善・強化に対する、亜鉛の効果がすごい為、セックスミネラルとまで称される訳です。
しかし亜鉛は、人にとってもっとも、不足しやすい栄養素の一つと言われていて、亜鉛不足が精子の減少につながり、またホルモンの働きが弱まるために、精液は濃度が薄くなり、精子の運動能力も弱まるので、生殖能力そのものが、危機にさらされることになります。
また、性欲が著しく減退したり、勃起不全を起こして、性交渉不能に陥る原因になります。
ちなみに亜鉛と一緒に、ビタミンB6を摂ると、より一層亜鉛の効果である、精力増強につながります。」
例えばストレスと老化で精子の量が減っている、というような場合は、冬虫夏草よりむしろ亜鉛が効果を持つと云えそうです。
しかし。
最後に、ビタミンB6と摂ると効果が上がる、と書いてあるように、精力成分ってのは、相互に影響し合ったりなんかするんですよね。
私がブレンドが好きってのも、ブレンド物の精力剤には、ものすごい化学反応(比ゆですけどね)が期待できるところがあるからなんですね。